胃痛の奥の手「飲泉法」

慢性の胃痛に悩まされていて、その原因が明らかにストレスであると分かるような時、温泉旅館の大浴場で直接飲む「飲泉法(いんせんほう)」で、良くなることがあります。
温泉旅館の大浴場で、ときどき「飲用」と書かれた蛇口を見かけることがあると思いますが、そのお湯を飲むのです。

飲むと、温泉の成分が胃の粘膜から直接吸収されて、体のすみずみに行きわたります。
お湯の温度は、高いほうがより胃の粘膜を拡張し、筋肉の緊張を和らげるので効果的です。

胃腸病に効く飲泉として有名なところでは、群馬県の四万(しま)温泉、大分県の湯平(ゆのひら)温泉などがあります。
が、もちろんこれ以外の温泉でも、それぞれ効能はあります。

飲泉する時の注意点としては、一度にたくさん飲むのではなく、コップ一杯程度で、ゆっくり飲むのがコツです。
そして、飲む時間は、通常は空腹時が良いとされているので、朝食や夕食の30分くらい前に飲むと良いでしょう。
しかし、温泉の成分によっては、刺激が強いため、食後に飲んだほうが良いものもあります。
飲む前に、良く確かめることをお勧めします。

いずれにしても、飲泉の効果は、1度や2度で出るものではありません。
最低でも3週間くらいは続けたいところです。

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