丹田呼吸法で深い眠り
安眠するためには、まずは気持ちがリラックスした状態でなければなりません。
ちょうど短距離走のスタートを待つように、それこそ息をととのえて、眠りの合図をちゃんと聞かなければなりません。
そして、その息をととのえる役に立つのが「丹田(たんでん)呼吸法」です。
「丹田」とは、おへその下3寸あたりにあり、気功では心身の生気が集まる重要なスポットだと考えられています。この丹田呼吸法をとり入れて、うまくリラックスする方法をマスターしましょう。
まず、楽な姿勢で座るか、あお向けに寝て、両手を丹田のところで組みます。
そうしたら、目を閉じて、口を少しとがらせるようにします。
同時に、「フッフッフッ…」と、小さく息を押し出すようにします。
ポイントは、余計なことは考えず、息を吐くことだけに集中することです。
この呼吸法を行なうのは寝る前が良く、これを10回ほど繰り返していると、自然に心身の疲労がとり除かれ、リラックスして眠りにつけるはずです。
あとは自然に、訪れる睡魔に身を任せましょう。